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2024.11.22

冬(スタッドレス)タイヤ交換は自分でやりますか? プロに任せますか?

ホイールナットの適切な締め方が分かっていればOK!
でも、少しでも不安があればプロに任せよう!

以下に、タイヤ交換のポイントをご案内いたします。

①タイヤを交換するときの準備

【座面形状を確認しよう】
座面形状には「平面座」「球面座」「テーパー座」の3種類があり、
それぞれメーカーにより決められています。
それぞれのホイール形状にあったホイールナットを準備する必要があります。
【適切な工具を準備しよう】
ホイールナットを締める力には、「適正な力」で「均等」に締める必要があります。
そのために必要な工具が「トルクレンチ」です。
これはナットを締める際の「トルク(力)」を、簡単に把握できる工具です。
適切なトルクは車種により決まっており、取扱説明書やディーラーに確認すれば分かります。
たとえば、卵の殻を割るときの力加減は、なんとなく分かると思います。
ただし、安全な走行を担っているタイヤのナットを締める力は「なんとなく」ではいけません。
トルクレンチを使えば、その力加減を明確に判別することが可能です。

「締め過ぎ」は部品の損壊につながりますし、「ゆるみ」はタイヤ脱落の大事故につながります!
 
②タイヤを外す
 
【ジャッキアップ!の前に】
タイヤを外すとき、いきなりジャッキアップしてませんか?
ジャッキアップしてからボルトを緩めようとすると、タイヤ自体も動いてしまい、なかなか難しい作業になってしまいます。
そこで、先にある程度ボルトナットを緩めてから、ジャッキアップするのがコツです!
 
③タイヤを着ける
準備が整ったら、いよいよタイヤを装着してみましょう。
 
【きちんとはめ込む】
*図解挿入
タイヤをハブに、隙間の無いように装着します。
ホイールナットを締める】
<ホイールナットやハブボルトを掃除する>
ホイールナット装着時に錆びや砂などの異物があると、ネジ山の損傷に繋がります。
ワイヤーブラシやハブボルトクリーナーなどで異物を除去しましょう。
それでもナットが滑らかに回らない場合は、交換しましょう。
<仮締め>
まずは全てのナットを、手で締めていきます。
その後、工具を使ってホイールのがたつきが無くなるまで、締めましょう。
<本締め>
タイヤが接地した状態で、行います。
その際に重要なポイントは「対角線上にあるナットを締めつけ」る事です。
最初に締め付けたナットから「円を描くように」ではなく、「星を描くように」です。
*図を挿入
 
④タイヤを着けたあと、必ず確認する事
 
【試運転】
タイヤを脱着したら、かならず試運転をしましょう。
その際に、作業前にはなかった振動や異音があった場合は、必ずタイヤが正しく取り付けられているか確認することが大切です。
数十m走行後、必ずもう一度締め具合をチェックすることが重要です。
 
⑤日常の点検も忘れずに行いましょう
 
【大切な日常点検】
ホイールナットは、徐々にゆるみが発生します。
およそ50~100㎞走行ごとに、ゆるみが無いか確認しましょう。
万が一ゆるみがあった場合は、かならず再度締め付けを行います。その際は、かならずトルクレンチで行います。
 
⑥タイヤの取り付け不備は、脱輪事故につながります
 
【走行中の脱輪したタイヤは人の命を奪う凶器となります】
脱着時の正しい作業と定期的な点検で、タイヤ脱輪事故を防ぎましょう。
①全国で相次ぐタイヤ脱輪事故 その9割以上が左後輪に集中(NHK資料2023.12.28)
②脱輪事故4歳女児重体(NHK資料2024.10.23)

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